Google Analytics プロパティの譲渡・移管
今更感はありますが、グーグルアナリティクスのプロパティを別のアカウントへ移管する手順をご説明します。
この機能は2016年の秋に追加されたもので、トラッキングIDや既存の設定やデータはそのままで移管できるので、サイト管理が別会社になった時や、組織変更等があった時にとても便利です。
移管手順
移行前提
まず、移行元と移行先の両方の管理権限のGoogleアカウントでログインしている必要があります。
次のような状況では、プロパティを移行できません。
(アナリティクス公式ヘルプより)
- 移行元と移行先のアカウントが別のアナリティクス 360 スイートの組織に属している。
- 移行元のアカウントがアナリティクス 360 スイートの組織に属していないが、移行先のアカウントがアナリティクス 360 スイートの組織に属している。
組織の管理者にお問い合わせいただき、移行元のアカウントを移行先のアカウントと同じ組織にリンクしてください。- プロパティのサービスレベルがアナリティクス 360 に設定され、組織にリンクされているアカウントの確認が完了していない、または組織の管理者がスイート環境を有効にしていない。組織の管理者にお問い合わせいただき、次のいずれかを行ってください。
移行元のアカウントと移行先のアカウントを同じ組織にリンクする
スイート環境を有効にする
プロパティを 360 からスタンダードにダウングレードする。これにより、プロパティを移行できるようになります- 移行先のアカウントのユーザー管理権限と編集権限を持っていない。
- プロパティが DoubleClick for Publishers にリンクされている。
Google アナリティクス 360 スイートのサポート担当者に依頼して、プロパティのリンクを解除してください。リンクはプロパティの移行後に改めて設定できます。
移行元アカウントとは異なる法人が所有するアカウントにプロパティを移行する場合、新しいリンク契約に署名してください。- 1 つ以上の非サンプリング レポートがプロパティで処理されている。
非サンプリング レポートの処理が完了するのを待ってから、再び移行してみてください。- 移行先のアカウントでのプロパティの数がすでに上限に達している(デフォルトでは 50 個)。
- プロパティが統合プロパティか参照元プロパティである。
統合プロパティは移行できません。参照元プロパティを移行する場合は、そのプロパティと統合プロパティとのリンクを解除してください。
手順1.
移管元の、対象のプロパティのプロパティ設定画面にて
- 管理
- プロパティ設定
- プロパティを移行
の手順でクリックすると「プロパティを移行」画面が表示されます。
手順2.
移行手続きを行う
- プルダウンより移行先のアカウントを選択します
- radioボタンで、移管における権限設定を調整します
- 「確認の変更」の項目に同意し、checkboxにチェックをいれます
- 最後に「移管を開始」ボタンをクリック
たったこれだけで、数分後には移管先にプロパティが移動しています。
手順3.必要に応じて移行元のアカウントを削除
無事に移行で来ている事を確認し、移行元のアカウントにプロパティが含まれていない場合は、移行元アカウントを削除して問題ありません。
(アナリティクス公式ヘルプより)
プロパティを移行した後、空になった(プロパティが含まれていない)移行元アカウントを削除できます。なお、所有できるアナリティクス アカウント数には制限があり、空になった移行元のアカウントも 1 アカウントとしてカウントされます。
アナリティクス公式のヘルプ
https://support.google.com/analytics/answer/6370521
上記URLより公式のヘルプへアクセスできます。